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経済を優先し、効率を求めるばかりで私たちは大切なものを失いました。

 

自然と一体の心ある生産者さんや、丁寧なものづくりを受け継ぐ職人さんもその陰で泣いています。

農家さんを応援している立場(柑橘しごと)から見ても、自然災害によって困難がさらに覆いかぶさり、継続が年々厳しくなってきています。 土とともにあった方々から何年も前から「食糧難になる」と警鐘はならされていました。 遠い国のこと、まだまだずっと未来のこと、と思っていた私たちでしたが、復興する間もなく次の自然災害に見舞われるようになってきた今、自分で自分を守ることの重要性を肌で感じていると思います。。

 

美しい四季を誇れる日本。この国の風土に合った改善をみなでスタートさせなければなりません。お金をかけずに足元にあるものでできるとしたら、やらない理由はどこにもありません。 自然災害を柔軟に受け流すためのひとつの方法として、「小さな苗木で森づくり」を提案したいと思います。ここでの”森づくり“とは、広大な土地で木々を茂らせることではありません。いのちの移り変わり(循環)がなされるような植え方の基本を踏まえれば、コンパクトなお庭でも充分可能です。

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力強く深く根を張らせてあげることで、土の中の空気や水の流れがよみがえり、微生物の働きもよくなります。循環し始めれば自然治癒力が働き、丈夫で豊かな土地に育ってくれます。こうした多種多様な命が共存できる森の循環をお手本に、皆さんの愛するお庭でぜひ小さな森づくりを。たとえ小さな森でも点在すれば、その地域全体が美しく力強く安定してゆくことでしょう。

 

 

最短で土の中の健康度をあげ、誰にも負荷をかけず、誰にでもできる方法。 自然の恵みを受けとるだけでなく、お返しもできる関係。 すべての生きものに役割があり、いのちは循環していること… この森づくりの過程で本当に大切なことを学ぶことができます。

(ベランダではプランターを利用することで循環の仕組みが学べます。)

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